ココロの荷物のおろしかた

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共依存が,表面上は相手に優しく思いやりを持って接する形をとるため,一見してそれは問題行為であるように思われないことは繰り返し述べてきました。

そのため,共依存者は,むしろ周囲に心配され,同情され,よく耐えているとか,なんて優しい人だといった賞賛を受けることもあります。

もちろん,人に対して愛情をもって,思いやり深く接することはとても大切なことですよね。
「依存しあっちゃだめだから」とすべての助け合いや援助を拒むようになれば,それはそれで健全な人間関係は築けないと思います。

では,共依存と思いやりの境界線ってどこなのでしょうか?

もちろん,明確に「こんな言動をしたら共依存」とか「この結果なら思いやり」というようなラインは存在しません。
ある程度,「依存のようなそうでないような」グレーゾーンというか,軽度の依存で,気づけばすぐにでも引き返せるような境界も存在しするのだと思います。
そのエリアを越え,相手との関係に歪みを生じるようになると,共依存になるわけですが…

実際,共依存の難しいところは,必ずしも相手が依存症者に限られない―親や子供に共依存しているケースもありますし,個人ではなく集団に依存している場合もあるところだと思います。

自分が,あるいは自分の知っている誰かが共依存ではないかと思ったとき,以下のようないくつかのポイントを考えてみるのも目安になるのではないでしょうか。


*まずは,相手に対する献身的な関係が長期に渡って続いているわりに,状況が好転していない,あるいはむしろ悪化している場合。
これはかなりわかりやすいケースだと思います。
パチンコ依存症者に経済的援助を続けて,さらに悪化させてしまうなどがこのパターンですね。

*相手の問題を自分のことのように考えて,苦痛や不安を感じたり,解決のために相手に代わって奔走してしまう場合。
自分の問題と人の問題の区別がつかない―つまり,自分自身の確立ができていないといえます。

*献身している側が「不幸だ」と感じており,なおかつ相手が変わることが自分の幸せにつながると考えている場合。
自分自身の幸不幸が,相手によって左右されていると感じている―すなわち,自分の人生や存在意義を相手に預けているというケースです。

*何とか相手を変えようとしている,相手の行動をコントロールしようとしている場合。
アルコール依存を止めさせるために酒量をコントロールしようとしたり,パチンコ依存症者に代わって金銭管理をしようとしたりするケースがこれです。


結局は,相手の問題を相手の自分のこととは区別して捉えているか?
また,今行っている援助は,長期的にみて本当に相手にとって良い手助けとなっているのか?ということです。

その場しのぎのフォローばかりをしていないか?
せずにはいられないなら,それはなぜなのか?

「見ていられない」とか,「自分が不安で仕方が無い」とか,「自分がやらないと誰もやらない」と考えていないか?

もしそうだとしたら,その援助は,結局は自分のために行っているのではないか?


もし,自分がこれらにあてはまるのではないか,と思う方は,少しだけ冷静に考えてみてください。
あなたの幸せってなんなのでしょうか?

依存者が依存をやめてくれたら幸せになれると思いますか?
たとえ自分が犠牲になっても,配偶者が,子供が,親が幸せになることだと思いますか?
自分自身の幸せが,「誰か」によってもたらされていませんか?

もし,自分が共依存だと思うなら,決して自分を責めないで下さい。
他の依存症と同じで,依存してしまう自分を責めたって,何の解決にもなりません。

まずは,自立できないほど苦しいのに,依存してでも頑張って生きてきた自分をいたわってあげてください。
今日までよく頑張ってきたねって,誉めてあげて下さい。
そして,少し心が落ち着いたら,どうして何かに頼らないといけなかったんだろう,って,自分に聞いてあげてみてください。

難しければ,専門家や,同じ苦しみを持っている人と語り合うことを考えてみてください。

また,自分の共依存度を知りたい方は,共依存度チェックを受けられるサイトもありますので,利用してみて下さい。
下記のサイトでも行っておられます。

21世紀家族研究所

私も,共依存を自覚し始めた頃に受けたテストでは共依存傾向有り,と出ましたが,最近受けたテストでは随分結果が変わり,共依存傾向なし,となりました。

共依存だって,きちんと回復できるのです。


他人に共依存を感じる時はどうでしょうか。

他の依存症と同じで,共依存もなかなか自覚することができません。
本人はあくまでも相手のために,という意識が強いので,この傾向はより一層顕著ではないかと思います。

そんな相手に,「あなたは共依存だよ」とつきつけても,簡単には納得しません。

近くにいる人,関わっている人は,しらずしらずのうちに巻き込まれている可能性も高いので,まずは相手に対する自分自身の接し方はどうなのか,相手を支持してしまっていたり(「えらいね,がんばってるね」などど応援してしまうなど),逆に叱責などを繰り返し,無理やり矯正しようとしていないか(「依存者とは別れなきゃだめ」「あなたがしっかりしていないから」と言ってしまうなど)など,自分の相手との距離の取り方を振り返ってみるとよいのではないかと思います。

いずれにせよ,他人は変えられないので,まずは自分の立ち位置をリセットし,その上で,共依存について勉強するなり,専門家やこういった問題に詳しい人に相談するなりして,次の段階を探っていけばよいのではないでしょうか。


【共依存からの回復のために】

共依存は,自分だけの問題を解決すればいいのではなく,たとえ共依存者が回復したいとおもっても,それを感じ取った依存者が悪化してしまい…というようなことも起こりうるので,他の依存症のように「取り合えずガマンする,行かない」という方法が通用しません。

可能であれば一緒に治療を受けられれば理想的なのでしょうが,それもまれなケースだと思います。

ですが,まず自分が変わらなければ,自分自身の生きにくさの解消は出来ないし,自分の人生を再び手に入れることが難しいのも事実です。

無理はしなくてもいいので,まずは,たとえば書籍やサイトなどで情報を集めてみるのも良いと思います。
自分自身を変えるのだって時間のかかる作業です。
焦らずゆっくり,自分を追い詰めないペースで探っていくのが良いのではないでしょうか。


また,回復のための機関となると,共依存も他の依存症と同じく,やはり専門家(精神科やカウンセリング),あるいは自助グループということになります。

自助グループに関しては,以下の2つのグループが歴史も古く,よく聞かれます。

アラノン:アルコール(または薬物)依存症者の家族およびその周囲の人々の自助グループ。なお,アラノンには「アラノンアダルトチルドレン」という,アダルトチルドレンのためのグループもあります。

ギャマノン:ギャンブル依存症者の家族およびその周囲の人々の自助グループ

これらはネット上のグループではなく,各地でミーティングをもっています。
興味のある方は,上記のリンクから各グループのサイトへ行けますので,そちらでミーティングのスケジュールや開催地域などを確認してみて下さい。
サイトマップへ また,それ以外にも共依存やAC(アダルトチルドレン)に関するサイトなどもありますので,まずは,今自分が抱えている苦しみが,決して自分ひとりのものではない,誰にも理解してもらえない種類のものではない,ということを知ることができれば,大きな前進になると思います。

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