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■このサイトについて ■依存症ってどんなもの? ●依存症の意味 ●嗜癖の3分類 ●依存症になるのは 意志薄弱だから? ●依存症は治せるか ■パチンコ依存症とは? ◆ある依存症者 ―Kさんの場合 ◆パチンコ依存症を考える ●依存する心のプロセス ●パチンコ依存症者の 抱える問題 ●回復を求める時 ◆パチンコ依存の処方箋 ◆パチンコ依存症雑感 ■共依存症って何だ? ●共依存症の概念 ●イネーブリングという 考え方 ●共依存者の心の波紋 ●アダルトチルドレン ●共依存を疑った時は ■依存症を知るために ―ブック・レビュー
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管理人・あきらの現在 …Diary… Crossing |
■共依存症ってなんだ?■ 共依存症についての書籍やサイトを見ると,必ず目にするのがこの言葉です。 「イネーブリング」または「イネーブラー」という言葉。 「イネーブリング」(enabling)とは,本来は「〜を可能にする」という意味ですが,共依存症の説明に用いられる場合は,「依存症者が依存を継続することを可能にするために手を貸してしまうこと」を指します。 そして,その「手を貸す人」,いわゆる「(依存の)支え手」のことを「イネーブラー」(enabler)と呼ぶのです。 本来,依存をやめさせたいと思っているはずの家族が依存を支えてしまう,という意味は,前回書いたように,依存者の自立を妨げる行為をしてしまうためです。 「依存症」自体が「否認の病」であるということは,「■依存症ってどんなもの?■〜否認の病」でも述べていますが,共依存状態においても,それを認めるということはとても難しいです。 「自分は,ダメになりそうな相手を支えるためにやっているのに」 「自分が手を貸さなければ,この人は確実に破滅していた」 「今度こそ立ち直るというから,私が無理をして助けてあげたのに」 このような考え方が,自分の共依存を認めることを妨げます。 ですが,考えてみてください。 手を貸すことは,本当に相手のためになっているのでしょうか? 例えば,ちょっと飛躍するようですが,子供の宿題について考えてみましょう。 夏休みの最後の日,「宿題が終わらない」と泣きついてきたとき,代わりにやってあげることが子供のためになると本気で考える親はいないでしょう。 それをしてあげたら,その子は来年の夏休みもきっと,最後の日まで,自力で宿題を終わらせない子になるでしょう。 酷くなると,当然のごとくなにもせず,最後の日に周り中の人に手伝ってもらえばいいんだと思うようになるかもしれません。 逆に,突き放して自力でやらせれば,来年の夏はこの夏よりももっと計画的に宿題を進めますよね。 たとえ夏休み最後の日に泣いて徹夜するハメになったとしても,始業式の日に先生に怒られたとしても,自力で終わらせるのが,結果的にはその子のためになるのは自明です。 あるいは,やっぱり子供が,足をケガしたとしましょう。 痛そうだから,可哀相だからと,自分で歩くことをさせずに常に抱きかかえてやっていては,かえってその子の回復を遅らせることになります。 程度によっては,歩けなくなってしまうかもしれません。 結局は,こういうことなのです。 大人でも子供でも,本質は同じです。 本人が,自分の問題を自力で解決しようとする前に,手を貸して解決してしまうと,結局本人は問題に直面することがないので,同じ問題を繰り返し引き起こしてしまいます。 このように,本人が問題に直面せずに済むように,実質的に手を貸していることを,イネーブリングと呼ぶのです。 実際のイネーブリングはどのような行為でしょうか。 1.お酒を隠す,または酒量をコントロール(必ず1杯でやめるように注意するなど)しようとする 2.借金を肩代わりする,または本人に代わって金銭管理をする 3.強制入院をさせたり,自己破産や調停の手続きを実質的に代行してしまう 4.勤め先を探してきてやる 5.外出に付き合い,本人が自由に行動や買い物を出来ないようにする 6.せっかく酒(ギャンブル)をやめているのに,「どこかで飲んでいるのではないか」「どこかに隠しているのではないか」「また始めるのではないか」と責め立てる,または「もう飲まないよね」「絶対にやってはダメ」などと繰り返す といったようなことが,典型的な行為だといえます(現実にはもっと様々な行為がイネーブリングに含まれると思いますが)。 1〜5までは,依存者本人の自立を妨げる行為として,これまでも何度も述べているので,わかりやすいと思います。 ですが,6については,1〜5とはまた少し違った意味を持っています。 家族は,これまで散々,依存者に辛酸を舐めさせられているので,責める言葉や不信をぶつける言葉が出てきたりするのも止む終えない行為のように思われるかもしてません。 これくらいの言葉に耐えられないなら,どうせすぐにスリップするだろうと思えるかもしれません。 ある意味,その通りだと思います。 もし,依存症者が回復しなくていいと思っているのなら。 回復して欲しいと考えている場合,そして家族もともに幸せになりたいと思っている場合,これは全くの逆効果です。 禁依存初期は,非常に不安定なものです。 頭ではやめることが幸せに繋がると十分に理解していても,ちょっとしたきっかけがスリップの引き金になります。 ストレスは特に,依存に押し戻す大きなきっかけになります。 もともと依存は,多くの場合ストレス(広い意味での)の軽減のために行われていたのですから。 このような,プレッシャーをかけるような言葉,あるいは,「ダメだ」ということで逆に依存対象を強く意識させるような言葉は逆効果で,かえって依存状態に戻るように仕向けているようなものです。 ですが,共依存者は,依存者の自立を妨げる行為や,依存状態に押し戻すような言動,すなわちイネーブリングを行いがちです。 |
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これは,共依存症者にとっては,依存症者が依存し続けてくれないことには,自分の存在意義が見出せなくなってしまうからです。 |