ココロの荷物のおろしかた

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■依存症ってどんなもの?■  

●依存症は治せるか●
【「完治」と「回復」】 【依存症の治療法】



● 依存症は治せるか

【「完治」と「回復」】

「依存症は病気である」と述べました。

病気なら,普通治療法がありますよね。
治療の難しい病気というのはありますが,対症療法くらいはあるものです。

依存症は心の病なので,もちろん薬を飲んで治るわけでないし,手術で治るものでもありません。

依存症の治療の中では,やはりアルコール依存症の治療が歴史が古く,一番進んでいるようです。
多くの依存症の治療は,アルコール依存症の治療がベースになっています。

ただし,アルコールや薬物などの依存症は(例えばアルコールで肝臓を傷めるのが代表的ですが)身体に疾病が現れることも多いので,そういった場合,内科的治療が併用されます。
ですが,依存症そのものの治療としては,あくまで精神的な部分の治療がメインです。

ここで,依存症における治療の概念について触れておきます。

依存症において「完治する」とはどういうことでしょうか?
依存症者にとって一番望ましいのは,
おそらく依存対象と上手に付き合えるようになることでしょう。

*適度にお酒が飲める。
*禁煙場所が苦痛でない程度に喫煙する。
*ほどほどの金額の範囲内でパチンコを楽しむ。

依存者は,もともと嗜癖行為が好きでやっているのだから,
こういった適度な付き合い方ができることが理想なはずです。

ですが,アルコール依存症においては,
一度依存症になった人は,二度と「適度な範囲内でアルコールと付き合うことはできない」
と言われています。

なぜなら,依存症が「コントロールの障害」であるからです。
「酒量のコントロールが出来なくなる障害」
「ギャンブルにつぎ込むお金がコントロールできなくなる障害」です。
そもそも,コントロールできるなら依存症にはならない,とも言えます。

ですが,依存対象に接触しなければ,
依存症者は全く依存症になる前と同様の状態まで回復することができます。

ですので,依存症において,治療とは「回復」に至る道のりです。
ここでの「回復」は,依存対象と隔絶することを意味します。

全ての依存症においてこの定義があてはまるかは分かりません。
例えば買い物依存症者が「買い物絶対禁止」といわれたら,
日常生活を送るのも困難になるでしょう。
いろんな依存症があり,程度も様々なので,一概には言えません。
例外となる依存症者もたくさんいるかもしれません。

ですが,依存症がコントロールを完全に取り戻す,という形で「完治」することは,
かなり難しいと考えられているようです。

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【依存症の治療法

現在行われている治療は,大きく分けて
「専門家による治療」「依存者自身による治療」
の2種類があります。

〔専門家による治療〕

ここでいう専門家とは,必ずしも医師を指すわけではありません。
臨床心理士をはじめとするカウンセラーなども専門家に含めます。

アルコール依存症では,先程も述べたように,内科的な治療を併用する(しなければならない)ケースが多く,入院治療などの措置も多くとられます。
薬物依存症などもこれに準じますし,
ニコチン依存症では,近年禁煙外来などが増えています。

対して,過程嗜癖に対する入院措置としては,
日常の生活や環境から隔離する意味を持っていることが多くなり,
根本的には心のケアが基本になります。

心のケアに対する診療科としては,やはり精神科になります。
場合によっては(鬱の症状などを起こしていることも多いので)
薬の処方などもあります。
病院ですので,保険もききます。
基本的には1対1の対面での治療となります。

カウンセリングも,基本的には対面での1対1の治療なのですが,
薬が処方されることはなく,保険もききません。
これが精神科との大きな違いです。
ちなみに,料金は,地域やセンター(カウンセラー)の評価などにより大きく差があるのですが,1回30分〜50分程で5千円〜1万円程度でしょうか。

また,精神科などでの治療の際,併用して
下記のような自助グループへの参加を勧めることが多いようです。

〔自助グループによる治療〕

実は,依存症治療において非常に高い効果が認められているのが,
この自助グループへの参加です。

自助グループとは,同じ悩みを持ったもの同志が集まり,
それぞれの苦難を分かち合いながら,苦しみを乗り越えようとする集団です。

自助グループとして最も古い歴史を持つのが,アメリカで始まったアルコール依存症者の自助グループ
「Alcoholics Anonymous<アルコホーリクス・アノニマス>」(略してAA)です。

また,AAの理念をギャンブル依存症に適用したギャンブル依存症者の自助グループ,
GA「Gamblers Anonymous<ギャンブラーズ・アノニマス>」があります。

もちろん,この二つの代表的な自助グループのほかにも,現在様々な依存症に対するたくさんの自助グループが存在します。
AA,GAは集会へ参加する形になりますが(基本は匿名です),私がお世話になっていた「禁パチ☆軍事戦線」のように,インターネット上も様々な依存症のグループが存在しています。

これらのグループでは,互いに苦しみを語り,聞くことで,自分が目をそらしていたことに「気づき」を得て,自己を客観視することにより,依存からの脱却を可能にします。

もちろん,専門家による治療にせよ,自助グループにせよ,人によって向き不向きがあります。
グループカウンセリングが有効な人もいれば,対面での1対1の治療が有効な人もいます。

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ある方法で効果が無かったからといって諦めず他の方法を試す,
あるいは時間を置いて,気持ちに変化があったら再度始めてみる,
というのは,十分価値があると思います。

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