![]()
|
■このサイトについて ■依存症ってどんなもの? ●依存症の意味 ●嗜癖の3分類 ●依存症になるのは 意志薄弱だから? ●依存症は治せるか ■パチンコ依存症とは? ◆ある依存症者 ―Kさんの場合 ◆パチンコ依存症を考える ●依存する心のプロセス ●パチンコ依存症者の 抱える問題 ●回復を求める時 ◆パチンコ依存の処方箋 ◆パチンコ依存症雑感 ■共依存症って何だ? ●共依存症の概念 ●イネーブリングという 考え方 ●共依存者の心の波紋 ●アダルトチルドレン ●共依存を疑った時は ■本のご案内 ―依存症を知りたい時に
■LINK■ ■BBS■
管理人・あきらの現在 …Diary… Crossing |
■依存症ってどんなもの?■ 【否認の病】 「依存症は否認の病」というのは,よく言われる言葉です。 多くの場合,客観的にみてかなり重度の依存に陥ってると見える人でも,本人はそれほど問題視していないことが多いのです。 依存症であることを認められない依存者は,家族や周囲の人間に対して,あるいは自分自身に対して,自分のアルコールやギャンブルへの依存行為をいろんな言い訳で塗り固めているのが特徴です。 「まだ借金がない」あるいは「借金はあるけど自力で返せる額だ」 →実は金銭的余裕が失われていることへの裏返し。 「酒を飲みすぎたといって仕事を休むことはない」 →本音では仕事を休みたいと思うことがある。 「飲んでいても人前ではしゃんとしていられる」 →人前だと意識していないとしっかりしていることができない。 「家にお金を入れている」 →最低限の義務だけをかろうじて果たしている。 「まだ朝から晩までパチンコだけをやっているわけじゃない」 →仕事等以外の空いている時間を可能な限りパチンコに費やしている。 言い訳の中にはこんな実態が隠れていることを,自分の中でごまかし続けています。 そして,自分よりもっと悪いと思われる状況と比べて,それよりはマシだから,自分はまだ大丈夫だと思いこもうとします。 極端な話,アルコールのために死に至ったり,ギャンブルがこうじて借金がかさみ,自殺を図ったり,犯罪に走ったりするケースと比較して,「まだそこまでじゃない。自分は絶対そこまでは行かないから大丈夫」などと納得していたりします。 そんな時,依存症者は頭の中で呪文のように以下の言葉を唱えています。 「まだ引き返そうと思えば引き返せる。強い意志を持てば止められるはず」 その幻想を抱き続けて,でも結局はやめられないままに,傷口を広げ続けていくことになります。 こういう場合,家族の方が耐え切れず,依存者本人を説得して,病院やカウンセリング,自助グループなどに通わせたとしても,本人には「依存症」であるという自覚がないので,逆効果になることが多いです。 むしろ,他の依存症者をみて,「自分はまだ大丈夫」の意を強くしてしまうことすらありえます。 また,実は家族にも,同様の状態が見られることが多々あります。 「まだ仕事にはちゃんと行ってくれている」 →仕事に行かなくなったら(行っていなかったら)どうしようという不安が常にある。 「○○さんの話よりはずっとましだ」 →いつか○○さんのようになるのではないかと思っている。 「趣味の範囲でやってくれるなら問題ないのだけど…」 「ストレス解消の晩酌程度なら構わないのに」 →もはや趣味の範囲や適量では止められないと,本当は認識している。 「パチンコさえしなければいい人なんだ」 「もともと意志の強い人だからやめられるはず」 →なぜ依存してしまうのかという問題点に目を向けようとしない。 もはやすでに問題行動が起こっているのに,アルコールの摂取量や,パチンコに費やす金額さえ抑えてくれれば何の問題もないと思い込んで(思い込もうとして)しまうのです。 「酒を飲まなければ」「ギャンブルをしなければ」「暴力を振るわなければ」 いい人なのに。 その思い込みから,とにかく酒を飲ませないようにお酒を隠したり,ギャンブルに行かないように金銭管理をしたりして,問題行為「だけ」を止めさせ,平穏を取り戻そうとしますが,問題の本質は依存してしまう心理状態にあるので,行為だけを取り上げようとしても,問題解決は非常に難しく,逆に悪化させてしまうことになりがちです。 本人も,また家族も, 「病気なんかじゃない,まだ頑張ればまともな状態を取り戻せるんだ」 と,依存症であることを「否認」し続けてしまうのです。 「依存症」という「心の病」である,ということを認めるのが,内心とても怖いということは,もちろん理解できます。 私自身も,長い間,自分のパチスロのやり方は異常なのではないか,と危惧を抱きながら,数年もの間認めることができず,長い長い時間と,エネルギーと,お金を費やしてしまいました。 ですが,依存者本人はもちろん,家族も含めて,「病気なのだ」と認識し,真正面から見据えて,この問題に取り組まないと,いつまでたっても状況が改善されることはありません。 まずは,自分の嗜癖に対する行為は,すでに意志によるコントロールを失って(度を越して,と言い換えるとわかりやすいでしょうか),もはや「依存」状態に陥っていることを認めることが出発点です。 その上で,「依存症」というものを正確に認識し,問題点は行為そのものではなく,自己の内面にあることを理解することが回復の始まりだと思います。。 |
| まず認め,そして理解し,依存症からは回復可能だということ,そのための方法がいくつかあるのだということを,知って欲しいと思います。 |