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■依存症ってどんなもの?

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■依存症ってどんなもの?■

●依存症の意味●
【依存症の意味】 【否認の病】



 この「依存症ってどんなもの?」では,依存症全般について,その定義,状態,回復法などを,以下の項目に沿って解説しています。
 ●依存症の意味―【依存症の意味】【否認の病】
 ●嗜癖の3分類―【物質嗜癖】【過程嗜癖】【関係嗜癖】 ※多重嗜癖とは
 ●依存症になるのは意志薄弱だから?―【依存症と意志の力】【自分を救うための依存】
 ●依存症は治せるか?―【「完治」と「回復」】【依存症の治療法】

 各項目へは,左のメニューバーからも直接飛べます。




● 依存症の意味

「依存症」という言葉,最近はテレビや新聞など,色々なメディアでよく見かける(耳にする)ようになりました。
自身が「依存症」だと自覚している人も,「自分は○○依存症」と打ち明けやすくなってきたのではないでしょうか?
少なくとも「アルコール依存症」が「アル中」と認識されていたころよりは,ずっと周囲の理解が得られるようになっていると思います。

【依存症の意味】


「依存症」と聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?

アルコール依存症,パチンコ(ギャンブル)依存症,ニコチン依存症,買い物依存症,セックス依存症,共依存症,薬物依存症…

ざっと思いつくのはこのあたりでしょうか。
最近では,ネット依存症などもクローズアップされています。

こうしてみると,いろんな依存症があるものですね。
また,こうやって並べてみると,ある種の傾向が見えるように思います。

お酒・賭け事・煙草,買い物,セックス,薬,インターネット。
これらのもののほとんどは,本来なら気晴らしやレジャ―行為であったり,生活を快適にするための補助手段であるものです。

これらのものに「依存」する。
「依存」とは,辞書的意味としては「あるものに頼って成り立つこと」です。

本来,絶対に必要でない,気分転換や補助手段であるはずのものに頼り切ってしまう。
自分の生活,自分の存在を預けてしまう。
これはやはり,正常な状態とは言いがたいですね。

では,「正常ではない状態」とはどの程度のことを言うのでしょうか?

 体を壊すほどにお酒を飲む?
 肺がんになるまで煙草を吸う?
 借金をするまでパチンコをする?

いずれも,そうといえる部分もあるけど,
必ずしも「だから依存症だ」とは断言できない部分もあります。

言うまでも無く,個人個人の受容能力や環境に大きな差があるからです。
例えば,アルコールであれば,いくら飲んでも顔色すら変わらない人もいれば,臭いだけで気分が悪くなる人もいますよね。
パチンコを例にとれば,100万円の借金があるとしても,年収1000万の人と300万の人とでは,その重みは大きく異なります。また,借金はなくても,生活費に手をつける,家族に内緒で貯金を取り崩すといった段階で依存状態になっている人もいるでしょう。

実際,専門家の間でも,どの段階で「依存症」と判断するのかの明確な基準はないようです。
やめようと思ってもやめられない状態を全て「依存症」と言う人もいれば,もう少し進んで生活や周囲の人間関係の破壊へ到って「依存症」と呼ぶ人もいます。

おそらく,「自分は依存症ではないか」と疑って,精神科などに行ったとしても,医師によりその判断は異なると思います。

いろんなサイトなどで各依存症のセルフチェックテストなどもありますが,相当重症にならないと正確な判断は難しいと思います。
なにより,本人の自覚が追いついていないことが多いのです。

だからといって,「依存症」は「病気」とは言えないのかというと,そうではありません。
すべての依存症が,というわけではありませんが(ネット依存症など非常に新しいものもありますし),アルコール依存症はもちろん,ニコチン,ギャンブル,薬物などは,WHO(世界保健機構)にも認められている立派な(?)病気です。

もともと,精神医学の分野は明確な境界が引きにくい上に,「依存症」の認識はほとんどが1970〜80年代からのようで,まだまだ歴史が浅いのです。

現在,精神医学用語としては「嗜癖<しへき>(アディクション)」という言葉が用いられています。
アディクション(addiction)という言葉は,「依存症」に比べ聞き慣れないかもしれませんが,数年前に宇多田ヒカルが『Addicted to you』という歌を歌ってましたよね?
あの“addict”の名詞形がこの“addiction”です。辞書的な意味としては「耽溺すること,溺れるほど夢中になること」。アルコールや薬物に夢中になる,などのように,あまりいい意味で用いられる言葉ではありません。

「嗜癖」は「依存症」と同一視されることも多いのですが,専門家によっては区別している人もいるようです。

煙草・アルコールなど,行き過ぎると自分にも周囲にも悪影響を及ぼす行為を「嗜癖」。
自分でコントロール不能になり,無くてはいられない状態になると「依存症」。
このように区別するケースもあるようですが,そのあたりの境界は,私が調べた範囲内でも,明確ではありませんでした。

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今後,研究が進むにつれて,「依存症」は完全に「嗜癖」に変わってくるかもしれませんし,今とはもっと違った定義が適用される可能性もあると思います。それくらい,発展途上の分野ではないでしょうか。

 
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